Ni(ニッケル)、P(リン)、B(ホウ素:ボロン)の3元合金皮膜です。カニボロン皮膜は熱処理無しで約Hv700の硬度を持ち、靱性も兼ね備えています。そのためアルミ製の精密部品等、熱処理ができない摺動部品等に最適です。また耐衝撃、耐熱性に優れています。
無電解ニッケル皮膜中にサブミクロンのセラミック粒子(Sic)が一様に分散した複合皮膜。膜厚均一性や高硬度性に加え、セラミックの特徴として硬質クロム以上の耐磨耗性を有しています。ヤスリで削られるように激しく磨耗する摺動部品に最も適しています。
常に最適なめっき液を保つ自動分析補給装置
1.最大5薬液の計量自動補給が可能です。(オプション含む)
2.めっきの析出速度と皮膜特性の安定に貢献します。
3.硫酸ニッケル濃度・pH・分析時の温度・めっきタンク内の温度を常に計測します。
4.運行データ・警報データを印字できます。
5.停電時でもデータは保存されます。
6.操作は扱いやすいタッチパネルです。
7.表示は見やすいLEDです。
・析出防止整流器
・データ管理システム
(通信ソフト・RS485ケーブル・RS485/RS232C変換機・RS232Cケーブル・パソコン)
・ご要望に応じて省スペースタイプの補給装置もご用意できます。
・精密電子機器ですので環境の良い場所に設置してください。
※本仕様は改良のため予告無く変更する場合があります。尚、仕様については、環境、諸条件などにより異なる場合があります。
2004年2月作成
めっき液を常時循環濾過・異物除去を行うフィルターポンプ
一般的に化学反応を利用した無電解ニッケルめっきを行う場合、薬液の温度は高温(80~95℃)の環境下で長時間の作業が行われます。
品質を考慮した場合、めっき液は常に清浄であることが重要ですが、連続生産の場合ターン数(MTO)やめっき作業が進むにつれて、めっき液中の不純物は増加していく傾向にありめっき不良の大きな要因となります。
当社のSFVPフィルターポンプは、高温下で長時間行われるめっき作業中にめっき液を常時循環させながら、めっき不良の原因となるゴミや埃などの不純物を取り除くフィルター濾過装置です。
使用している竪型ポンプは、接液部にステンレスを使用しており液漏れを防止するために特殊メカニカルシールを採用することにより、運転中は液漏れがな
く安全にご使用いただけます。
フィルターハウジング部には、ステンレスとパイレックスガラスを使用し、カートリッジフィルターの詰まりや液の状態が常時目視で確認できる様になっています。(SFVP-Ⅴ型は除く)
※濾過量は目安であり、設置条件や御使用になられる条件等により異なる場合があります。
※上記表以外にも大容量のめっき槽にも対応できるフィルター・ポンプをご用意しております。
上記以外詳細に関しましては、お手を煩わせて恐縮ですがお近くの営業所にお問い合わせ下さいますようよろしくお願いします。